お家で炭火焼きをする
初回の壁ACから8年目。
「創造的人生の持ち時間は10年だ」
壁ACを迎える度に思い出す言葉の一つです。
(導入と本記事は関係ありません)
背景:家で炭火焼きをしなければならない
問題:家で炭をおこすのはツラい
準備
下記2点を購入します。
食用竹炭は粉タイプのものを用意し(固形タイプってあるんでしょうか)、調味料容器に容れてスタンバイしておきます。 商品によって味(風味?)に違いがあるのかは試したことがありませんが、リンク先には本記事で実際に使用した商品を貼っています。
調理
以下では、鶏肉を調理例を挙げていますが、任意の食材に応用可能です。
1. まずは普通に肉を焼く
適当な肉
ベストを尽くす。この時点で火は通し切ってしまいましょう。
2. 竹炭をふりかける
ここで大きな失敗をしないために以下のポイントに気を付けましょう。
- 竹炭をかける前に、対象食材の表面を適度に油でコーティングする
- 竹炭をかけすぎない
特に、竹炭をかけすぎると後の工程で思った以上に黒くなり、 食感も最悪な感じになるため、最初は少量からはじめて自分に適した量を探すとよいでしょう。
肉を焼いた際の油などでコーティング。
調味料容器を使い竹炭をふりかける。本当にこれくらいでよい。
3. バーニング
さて、あとは竹炭のかかった肉をガスバーナーで炙るだけです。 ここで、以下のようなイメージを思い浮かべながら行うことで、 より調理の成功率があがり完璧な炭火焼きを作り上げることができます。
油の層の上に竹炭が乗っていることが重要。
炙ります。油層により、食材自体が極度にバーニングされてパサついてしまう問題の軽減も期待できます。
油の層を通して炭の焼けた香りが食材に移るイメージ、しらんけど。
4. 結果
以下で、ちょうどよく竹炭をふりかけたもの、竹炭をふりかけすぎたもの、未処理のものを比較しました。
未処理 v.s. 疑似炭火焼(竹炭:適正量)
驚くべきことに、疑似炭火焼きが圧倒的に美味しい。 比較的愚直な方法にしては、ほぼほぼ炭火焼き(真)と遜色のない風味が再現できています。
疑似炭火焼(竹炭:適正量) v.s. 疑似炭火焼(竹炭:過剰量)
竹炭を過剰にふりかけたものは、まず見た目が大変なことになっていますが、これはまあイカ墨パスタみたいなもので好みの方もいるんじゃないでしょうか。 ただし、問題は食感で、完全に炭を感じます。油の上に炭の層が形成されてしまうことにより、 シャリシャリとした食感が生まれ誰もが「あ~炭食ってるな」と感想を抱くこと間違いなしです。 竹炭自体は健康食材(?)らしいですが、炙ることによってなんとなく健康にも悪そうなものが生成されている気もします。
まとめ
本記事では、自宅で炭をおこさずに、比較的簡単な方法で炭火焼きを実現できることを確認しました。 一般的なご家庭では、安全性・手頃さの観点から、料理の調理法に関して様々な壁が存在します。 そういった壁もちょっとした工夫を加えることで、意外と簡単に乗り越えられるかもしれません。 是非皆さんも、様々な調理法に挑戦して、新しい料理ハックを開発していきましょう。